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療養泉の種類って何があるの?? 自分にとって最適な泉質を知ろう!!

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梅雨に入って湿気が増えたせいで、髪の毛がくるくるしているAmakuchiです。
くせっ毛なので。。
雨は好きだけど湿気は天敵です。前髪が短いときは赤ちゃんみたいになってしまう。(涙)


さてさて,僕の髪の話はどうでもいいですが,梅雨のおかげで涼しい時間帯が増えてきたので、またまた温泉の話でもしようかと思います。

以前にもこのブログで、温泉について何度か触れましたね。

www.pillows.work
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過去の内容をざっくりまとめると、温泉には「源泉が25℃以上である」か「特定の成分が入っていること」が大事なこと、そして「温泉には療養泉とそうでない温泉がある」ということでした。

そして、「療養泉にはさらにいくつか種類がある」ということもお話しましたね。
温泉と一口に言っても、このように色々枝分かれしているのです。

今回は療養泉の区分,その10種類それぞれの特徴について説明・解説をしていきたいと思います。
ただ、浴感については結構個人差があると(僕は)思うので、入ったときの感じや印象については、あくまで僕個人の意見として見てもらえたらと。
最近2か月くらい温泉に入っていないので,書きながらなんかわくわくしていきました。
ただ紹介するだけだと面白くないので、僕が思うイメージに合うパンを提示しつつ紹介していこうと思います。
パンである理由は特にないです。ちなみに僕は、ご飯は白米派です。

それでは、10種類それぞれ紹介していきましょう~!




単純泉

単純泉は、前回の記事で少し触れましたね。
この泉質は、源泉の温度が25℃以上で、他の療養泉の基準を満たさないのが条件になります。
ざっくり言うと、「温度が高いけど、成分はそんなに濃くないマイルドな温泉」です。日本の温泉の中でも、数の多い泉質です。
ですので、良くも悪くもベーシックです。匂いや味、見た目の特徴はそこまでないので、人によってはあんまり温泉感がないと思うかもしれません。
正直、普通のお風呂とどこが違うのか、よくわからないっちゃわからないことが多いです。
ただ、成分が濃くない分、湯あたりもしにくく、子どもやお年寄りも入りやすいという長所もあります。長い時間浸かるにはもってこいですね!


また、単純泉と一口に言っても、主な成分が何かによって、特徴も結構変わってくるのです。これも1つ、ユニークな点ですね。
単純泉の中でもphが8.5を超えている「アルカリ性単純泉」という区分は、美肌の湯として知られています。皮膚をつるつるにしてくれると言われているんですね~。いいですね~。これは、下で紹介する炭酸水素塩泉と同様に重曹系の成分が多い単純泉が該当します。
アルカリ性単純泉は、入るとヌルヌルするので、単純泉とはいえども比較的温泉感を楽しむことができますよ!

パンで例えると、ベーシックながらも奥が深い食パンかな。
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ちなみに僕は食パンにはジャムよりバターを塗りたい派です。

長く温泉に浸かりたい方、肌や体質が敏感な方、体があんまり強くない方におすすめです。


塩化物泉

塩化物泉は、溶存物質が1000mg/1kg以上ある温泉のうち、陰イオンの主な成分が「塩化物イオン」である泉質を指します。
こうやって書くと分かりにくいですが、ざっくり言うとこの泉質は、「食塩がいっぱい溶けてる温泉」ということになります。いわゆる塩化ナトリウムですね。だから、以前は食塩泉と呼ばれてたりしました。

詳細は別の記事で書きますが、温泉の生まれ方には何種類かあって、そのうちの1つに化石海水型というのがあるんですね~。
これは、昔の海水が地中に閉じ込められてできたっていう温泉です。海水は食塩たっぷりなので、そういう温泉はこの塩化物泉であることが多いみたいです。
また、現在進行形で海水が地層に浸透している場合も、この塩化物泉が出来やすいです。
だから、海沿いの温泉街だと、この塩化物泉であることが多いんですよね。

特徴ですが、見た目と匂いは正直よくわかりません! それだけだと、単純泉との区別もつきにくいです。少なくとも僕は判別できない。。
最も特徴的なのは味ですね。やっぱり食塩水なので結構しょっぱい感じがします。濃度が低いとそうでもないですが、高い温泉だと結構わかりやすいです。
有名な和倉温泉なんかはこの泉質なのですが,成分がめちゃくちゃ濃くてかなりしょっぱいので、口に入るとすごく喉が渇きます。笑

浴感もちょっと特徴的で、食塩のせいでちょっとピリピリします。肌の弱い方は、痛みが出てきちゃうので長湯には気をつけてください。
ただ、その分温熱効果が高くて、浴後も結構ポカポカが続きます。体があったまるので、寒いときとかにはぴったりですね。

パンで例えると、しょっぱさとピリリ感じが特徴の明太フランスかな。
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福岡のソウルフードらしいですが、僕はつくばでよく食べてました。

温泉に入ったあとのポカポカ感が好きな人におすすめです。


炭酸水素塩泉

炭酸水素塩泉は、溶存物質が1000mg/1kg以上ある温泉のうち、陰イオンの主な成分が「炭酸水素イオン」である泉質を指します。
これもやや分かりにくいですが、例えば炭酸水素ナトリウムはいわゆる重曹のことです。だから,ナトリウム-炭酸水素塩泉という場合は、ざっくり重曹がいっぱい溶けているという風に理解してもらって大丈夫です。ですので、炭酸水素塩泉は重曹泉と呼ばれてたりもしました。陽イオンの主な成分がナトリウムではなくカルシウムやマグネシウムの場合は、重炭酸土類泉と言われていました。
このあたりの区分は今はそんなに重要でないですが、ざっくり言うとこの泉質は、「アルカリ性のヌルヌルした温泉」ということになります。
アルカリ性でないこともありますし、必ずしもヌルヌルじゃない場合もありますが(アルカリ性が強いとヌルヌルになります)、覚え方としてはそんな感じで大丈夫です。この泉質も、日本の温泉の中では結構多いです。

特徴ですが、塩化物泉と同様、見た目と匂いは正直よくわかりません! 結構、そんな性質が多いのです。味も、あんまりしないことが多いです。
最も特徴的なのは、上に書いたようにヌルヌル感ですね。肌が新しくなっていく感じがします。ただ、その他に目立った特徴がないので、アルカリ性単純泉とはあんまり区別がつきません。ただ、成分としては単純泉よりも濃いので、そういう意味では効能も高いのかな。

パンで例えると、なんとなくほんわかした感じなので、メロンパンかな。
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クッキー生地はカリカリしてる方が僕は好きです。

とにかく美肌になりたい方、ヌルヌル感を楽しみたい方におすすめです。


硫酸塩泉

硫酸塩泉は、溶存物質が1000mg/1kg以上ある温泉のうち、陰イオンの主な成分が「硫酸イオン」である泉質を指します。
塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉は似た感じの基準ですよね。だからこの3つと次の二酸化炭素泉は、塩類泉としてまとめて括られたりもします。

正直硫酸塩泉は、分かりやすく例えるのが無理です!
硫酸塩で日常的に馴染み深いのってないですし、僕自身化学に全然詳しくないですからね。もう開き直りです。
ただ、ざっくり言うとこの泉質は、「体に良い、飲める温泉」ということになります。
この泉質は傷の湯と言われることが多く、浸かると切り傷擦り傷火傷などに効くと言われてるんですね〜。
また、飲用できることも多く、飲むと高血圧や内臓の疾患に効くとも言われてるんですよ。
まさに、浸かってよし、飲んでよしの健康的な温泉ですね。

特徴ですが、他の塩類泉と同様、見た目と匂いは正直よくわかりません! 欲感もよくわからんことが多いです。
強いて言えば味が特徴で、ちょっとした苦味があります。成分が濃いと苦味が強くなりますね。

パンで例えると、体に良い感じなので、ライ麦パンかな。
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食べ方気をつけないと顎痛めるんですよね。

とにかく温泉に入って体の悪いところを治したいって方におすすめです。


二酸化炭素泉

二酸化炭素泉は、遊離炭酸が1000mg/1kg以上ある泉質を指します。炭酸というのは二酸化炭素が水に溶けたものなので、泉質名そのまま、二酸化炭素がいっぱい溶けている温泉になります。
ざっくり特徴を言うなら、「しゅわしゅわした泡の温泉」ということになります。
というのも、二酸化炭素泉は入浴すると小さい泡が体にまとわりつくんですね。入浴剤を入れた時のような、欲感としてのしゅわしゅわ感はありませんが、ふつふつした泡がほどよく気持ち良いです。ラムネの湯と呼ばれたりもしますね。
温度が高いと炭酸が抜けてしまうので、基本的に温度低めのものが多いです。

天然だとかなりレアなのですが、二酸化炭素を溶かせば作れるので結構人工温泉として楽しめる施設も多いですよ。
泡以外ではあんまり特徴がなく、見た目も匂いも味もよくわかりません。。飲むとさっぱり感はあるんですけどね。ただ、心臓、血管系の疾患によく効くと言われているので、そのあたりを治したい方にはもってこいですね。


パンで例えると、やっぱりしゅわしゅわのイメージから、蒸しパンかな。
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食感が好きです。

しゅわしゅわ感を楽しみたい方におすすめです。


含鉄泉

含鉄泉は、総鉄イオンが20mg/1kg以上ある泉質を指します。イオンでいうと分かりにくいですが、鉄がいっぱい溶けている温泉になります。
ざっくり特徴を言うなら、「赤っぽい鉄の味がする温泉」です。
鉄が入ってるから鉄の味がするのは当たり前なんですけど、血の味とか言うとちょっとおどろおどろしいしね。

含鉄泉も結構珍しい温泉ですが、かなり特徴があるので分かりやすいです。
まず、色は赤っぽいのが多いです。これは温泉が空気に触れて鉄が酸化してるんですね〜。だから、湧出直後とかはあんまり色ついてないです。
あと、味! 量にもよりますが、まさに鉄の味がします。血の味ね。だから貧血に良いと言われています。でも、基本的に飲用でないことが多いうえに飲み過ぎると気持ち悪くなるから、気をつけてください。匂いも鉄の匂いがします。


パンで例えると、難しいですが色的にピザパンかな。
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そろそろ例えが難しくなってきましたが、初志貫徹でいきます。

鉄の味が好きな方、珍しい色の温泉に入りたい方、貧血気味の方におすすめです。


硫黄泉

硫黄泉は、総硫黄が2mg/1kg以上ある泉質を指します。その名の通り硫黄がいっぱい入ってる温泉です。やっぱり温泉といえば硫黄泉、みたいなところありますよね。
ざっくり特徴を言うなら、「めちゃくちゃ体によく、色と匂いが楽しめる温泉の王様」ですね。
なんだかんだ、硫黄泉が一番温泉っぽいなと僕も思います。

さて、ただ、ゆで卵のような匂いのする白濁色の温泉が硫黄泉だと思いがちですが、実は半分外れなのです。
というのも、硫黄泉には大きく2つのタイプがあるんですね〜。

1つ目は、イメージの通りゆで卵の匂いがする白っぽいタイプです。これは、硫黄の成分の中でも遊離硫化水素が主な温泉になります。水に溶けてないんですね〜。
このタイプの温泉には酸性のものが多いので、次に説明する酸性泉にも該当する場合が多いのですよね。
有名な蔵王温泉とかね。
こっちは匂いもやっぱり特別な感じですし、なんだかんだザ・温泉ってイメージですよね。

2つ目は、硫黄の成分の中でも硫化水素イオンやチオ硫酸イオンというイオンが主な温泉になります。これらは水に溶けていて、硫黄泉であってもゆで卵のような匂いはしないんだすね〜。色も、白ではなく緑っぽい感じです。エメラルドグリーンってよく言われますね。
これは1つ目とは逆に、アルカリ性なことが多いですね。星空で有名な阿智村の昼神温泉とかもこれに該当します。

ただ、いずれの場合でも体にはめちゃくちゃ良いです。効能は多すぎて書ききれないですが、色んな疾患に効きます! こういうところも温泉の王様感がありますね。
目立った欲感はそんなにない気もしますが、匂いと色が強いので、入っていて温泉感をめちゃくちゃ満喫することができます。

一方で、硫黄は体にはちょっと影響が強すぎるので、長湯したり、飲泉したりはあんまりおすすめできません。
特に硫化水素タイプは気持ち悪くなりやすいので、入る時には気をつけましょう。


パンで例えると、やっぱり王様だから、クロワッサンかな。
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なんか高貴な感じありますよね。

とりあえず温泉感がほしい方、にごり湯好きな方、ゆで卵の匂いが好きな方におすすめです。


酸性泉

酸性は、水素イオンが1mg/1kg以上ある泉質を指します。水素イオンが多いと酸性になるので、酸性泉というわけです。完全に対応しているわけではない(と思うの)ですが、アルカリ性温泉がph8.5以上と言われるのに対応して、ph3.0未満を酸性泉と言うこともあります。
ざっくり特徴を言うなら、「酸っぱいさっぱりした温泉」ということになります。

酸性泉は、味と浴感が特徴です。味は、レモンのように酸っぱいです。飲めば一発でわかります。あと、酸性なので、浸かった後はすごくさっぱりした清涼感を感じることができます。ただ、皮膚が弱い方は塩化物泉と同様に肌が赤くなってしまうので、気をつけてくださいね。
たまに色がついているものもありますが、僕個人の経験では単純酸性泉は結構無色が多かったかな。
浴感の通り、皮膚に良いので、皮膚病の湯とか言われたりします。

パンで例えると、刺激的なイメージがあるから、カレーパンかな。
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やっぱり揚げたてがいいですよね

さっぱり感を楽しみたい方、酸っぱいのが好きな方、皮膚の疾患を治したい方におすすめです。


放射能泉

放射能泉は、ラドンが8.25マッヘ/1kg以上ある泉質を指します。いきなりマッヘとかいうよく分からない単位が出てきましたね。3ナノキュリーという基準もありますが、こちらもよくわからないですよね。僕も正直、全然よくわかりません! 
ただ、基準となる量は非常に微量です。放射能泉という名前だけで危険なような気がしますが、そんなことはないんですよ。
微量な放射線は、逆に体に良いとされています。温泉の王様である硫黄泉よりも薬効が多くて、「万病の湯」と言われたりしています。
ざっくり特徴を言うなら、「やや地味だけど抜群に体に良い温泉」ということになります。

浴感はあまり特徴がないことが多いですね。「おっ、これぞ温泉!」っていう感じはあんまりないです。無色透明、匂いもせず、触感も普通ですからね。
ただ、湯あたりしやすいとは言われているので、長湯には禁物です!
あと、ラドンはすぐに空気中に散飛してしまいますので、かけ流しの温泉や、湧出口が湯舟の下にある湯がよいですよ。


パンで例えると、なんとなくイメージ的に、チョココロネかな。
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僕は頭の大きい方から食べる派です。

とにかく温泉で体の悪いところを治したい方におすすめです。


含よう素泉

含よう素泉は、よう化物イオンが10mg/1kg以上ある泉質を指します。よう素、懐かしいですね。よう素液をジャガイモに垂らしたりした小学時代ですよね。
あのよう素です。
この泉質が設定されたのは、実は最近で、2014年の7月からなんですね~。だから、新しいという部分で結構人気も高いんです。
ざっくり特徴を言うなら、「生活習慣病に良い新顔の温泉」ということになります。

よう素は体にも多く含まれていて、全身の代謝の活性に影響すると言われています。だから、よう素泉はコレステロール血症に効くとか言われているんですね~。殺菌効果も高いと言われています。
浴感はあまり特徴がないですが、時間が経つと少し黄色っぽくなります。飲むとちょっと苦く、成分が強い場合にはヨード臭というちょっと理科室っぽい臭いがします。
数も、そんなに多いわけではないので、僕もそんなに入ったことがないです。ただ、新陳代謝を良くするなど、生活習慣病には良い感じですよね!

パンで例えると、小学校のときのイメージからなんか紫色な印象があるので、アンパンかな。
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僕はどちらかというと粒あんの方が好きです。



まとめ

今回は「療養泉」10種類のそれぞれの特徴について説明しました。
正直、10個の特徴を全部抑えるのは難しいと思いますが、ざっくりどんな感じかわかってもらえたら、温泉選びにも役立つかなぁと思います。

前にも言いましたが、有名な温泉地は複数の泉質に該当したりして、お得感がありますよ!
よければ10個全部入ってもらって、その違いを直に体験してもらえるとよいかなと思います

最近口内炎に苦しめられているAmakuchiでした。