米国株式ファンド三銃士を連れてきたよ
「米国株式ファンド三銃士を連れてきたよ」
「米国株式ファンド三銃士?」
Amakuchiです。
近頃はアメリカ株関係のブログやら書籍やらが目立つようになってきました。賛否両論はあれど、長期保有するなら当面は米国一本で十分というのが僕のスタンスです。
さて、アメリカ市場を投資対象にする投資信託(インデックス型)は色々とありますが、似たようなものが多くてよくわからん!という方も多いのではないでしょうか。
そこで、アメリカ株に分散投資するメジャーな3つのインデックスファンド
eMAXIS Slim 米国株式
楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
の特徴を比較したいと思います。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
NYダウ(ダウ平均株価)に次いで有名な指数S&P500に連動する方針の投資信託です。S&P500を構成する上位企業は
Apple Inc. (アップル)
Microsoft Corp (マイクロソフト)
Amazon.com Inc (アマゾン)
Facebook Inc A(フェイスブック)
Berkshire Hathaway B(バークシャー・ハサウェイ)
という米国を代表する大企業です。
この「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はETFでいうところのVOO(バンガード社)やSPY(SPDR社)の投資信託バージョンだと思ってもらえばいいと思います。
同じような方針、つまりS&P500に連動するファンドとして「iFree S&P500インデックス」が管理費用0.243%に設定されていますが、一方で、こちらの「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は0.1728%と少し割安な設定になっています(2018年9月現在)。
現状ではS&P500に連動する投資信託のなかで最もコストのかからない一本だと言えます。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・バンガードシリーズのひとつ。バンガード社のVTIの投資信託バージョンですね。
元ネタと言えるVTIはほぼすべてのアメリカ株に分散した指数です。大企業・中小企業含めて、米国企業の99%以上、約3600社をカバーしています。
これは大型企業500社で構成されるS&P500との大きな違いだと思います。とはいえ上位銘柄はS&P500と被っており、S&P500とほとんど似た値動きをするのも事実です。
「eMAXIS Slim 米国株式」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」で迷っているなら、どちらでもいいというのが僕の見解です。
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
こちらもVYMというバンガード社のETFをマザーファンドとする楽天・バンガードシリーズのひとつですが、上2つのファンドと大きく異なる特徴が高配当を出している銘柄で構成されていることです。
そのため、S&P500やVTIの上位銘柄であるAppleやGoogleは外されています。Microsoftも以前は採用されていましたが、除外されました。
「配当を出している企業にこそ投資したい!」という方針の方ならば、S&P500やVTIよりもこちらを選ぶほうが方針にマッチしているかも?(配当狙いなら個人的には個別株を買いますが・・・)
まとめ
S&P500もVTIもVYMも10年利回りは大体6〜7%くらいに収束しています。
短期ならともかく長期だとほとんど大差ないと思います。似たようなものが多くてわからん!というのはある意味でごもっともな感想で、米国に分散するというスタンスなら、どれを選んでも変わらないのでは?という結論になりました。
以上、Amakuchiでした!