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バンド好きなら誰もが知っている? the pillowsの魅力とは??  おすすめの曲8選

アウイェー教のAmakuchiです。

2018年10月上旬現在、ガイナックスによる製作された知る人ぞ知る名アニメ「フリクリ」の続編である「フリクリ オルタナ」,「フリクリ プログレ」が公開しています(厳密には、「フリクリ オルタナ」は公開終了してしまいましたが)。

「フリクリ」については別記事で改めて紹介しますが、その「フリクリ」の全楽曲を担当し、バンドマンなら知る人ぞ知るバンド(しかしなぜか一般的な知名度は低い)であるthe pillowsの魅力と、おすすめの楽曲についてご紹介します。

the pillowsとは??

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Twitter @thepillowsJPNより

1989年に結成されたスリーピースバンド、それがthe pillows です。
Vo. & Gt.を担当する山中さわおが作り出す時に激しく時にエモい曲調と、カッコよさを感じつつどこか少年のような純粋さも垣間見える歌詞が特徴です。
「低空飛行」、「永遠のブレイク寸前」と形容されることもあるように、爆発的なヒットを生み出すことはほぼありませんが、それでも約30年という長い間多くのファンを魅了してきました。
かくいう僕もその1人です。
一般的な知名度は低いですが、バンド関係者では知らない人がいないというのも有名な話です。それだけ、多くのバンドに対する影響が大きいということなのでしょう。

色んなジャンルの曲を作り続け、型にはまらないのもthe pillowsの大きな特徴の1つです。
こうした方針はリーダーであるさわおさんのポリシーでもあるようで、「the pillows」というバンド名は名前から楽曲のイメージが固定されないように命名されたらしいです。

そんな3人で結成されるthe pillows はこれまでたくさんの音楽を作り続けてきました。
そして先月の9月16日に29周年を迎え、来年は記念すべき30周年目ということになります。

そんな記念すべき年が間近に迫っているので、(そこそこ)長年のthe pillowsファンである僕が、今聴くべきおすすめの楽曲をいくつか紹介していきたいと思います。

the pillowsは名曲がめちゃくちゃ多いので、僕が好きな楽曲やthe pillowsファンなら誰もが知っている楽曲をすべて挙げていくのはとてもできません。。

そこで今回は、「まったくthe pillowsを知らない人」を対象として、「比較的新しい楽曲まで幅広く拾う」ことをコンセプトに、厳選した8曲を紹介していきます。

とはいえ、紹介楽曲は僕の独断と偏見と好みにより選んだので、そこのところはご了承ください!!

では、いきましょう~!

1:ストレンジカメレオン


ストレンジカメレオン/the pillows


もうね、the pillowsを語るうえでこの曲は欠かせないでしょう。
彼らの活動の転換点となった曲です。
「音楽業界への遺書」とさわおさん自身が表現するほどに、「the pillows」最後の曲となるかもしれなかった楽曲なのです。
曲の中では、自分自身が異端なことであることの悲しみと、異端であっても自由に生き続けたいという渇望が織り交ざった世界観が語られています。
静かな曲ですが、それでいて力強いメッセージ性が込められているといえます。
最初に何を聴くべきかわからないという場合には、この曲をおすすめします。the pillows、山中さわおという存在を特に強く感じられるのはこの曲なのではないでしょうか。

2:LITTLE BUSTERS


Little Busters - The Pillows


the pillowsのファンは「バスターズ」と言われます。さわおさんもライブ中に、観客に向かって「バスターズ」という言葉を使うので、公式といってもいいでしょう。
このLITTLE BUSTERSはさわおさんがファンのために書いた曲といわれています。
英語詞が多いので歌詞の内容は分かりにくいかもしれませんが、応援ソングのような、明日を強く生きようと思える力をくれる楽曲です。
ちなみにこの曲は、冒頭で触れた「フリクリ」でも使われており、盛り上がるシーンで流れるのもあって人気の楽曲となっています。

3:Funny Bunny


the pillows / Funny Bunny


この曲は、シングルでもアルバムのタイトル曲でもありません。
それでも、もしかしたらthe pillowsで一番有名かもしれないというくらいに認知度が高い楽曲です。
その人気さゆえに、マンガ内で引用されたり、色々なアーティストにカバーされたりしています。
ライブでも人気の曲で、イントロが流れるとめちゃくちゃ盛り上がります。
それはなぜなのか。その一番の理由は、「メッセージ性が強い」ことだと思います。
君が成功したのは、他の誰でもない君が努力したからであり、つらいときも苦しいときもずっとがんばった結果であるということを、温かな歌詞で表現してくれています。
くじけそうになった時、あきらめたくなった時にそっと前へ進む勇気と力をくれる、そんな楽曲です。
I love you "Funny Bunny" !!

4:スケアクロウ


the pillows / スケアクロウ


the pillowsの辿ってきた道のりは平坦なものではなく、さまざまな苦難を乗り越える必要がありました。
そしてそれは、さわおさん1人では叶わなかったことでしょう。the pillows という3人のメンバーがいたかこそ成せたことなのだと思います。
この曲は、さわおさんが、困難をともにしてきたメンバーに対して書いた曲です。
誰かと一緒に歩いていくということの大変さと、一緒に進むことの決意が表現されている歌詞になっています。
切なく描かれる世界を通じて、大事な人に寄り添い続けるということはどういうことかを考えさせられます。


5:バビロン 天使の詩


the pillows - バビロン天使の詩 (Official Video)


この曲は、the pillowsファンの中で結構有名な曲です。その理由は、「めちゃくちゃPVがダサい」こと。
なぜこんなことになったのかを考えずにはいられないくらい、ダサいPVになっています。
しかし、曲に関してはめちゃくちゃかっこいいです。Bメロからサビの流れは、思わずう鳥肌が立ってしまうようなかっこよさです。
the pillowsの曲の中で、PVとのギャップが最も激しいと言っても過言ではないかもしれません。
歌詞もthe pillowsらしいワードがふんだんに使われており、どんな困難でも吹き飛ばしてみせるという力強いメッセージが歌詞で書かれています。
一度聴いたら、なかなか頭から離れないでしょう!

6:雨上がりに見た幻


The pillows 雨上がりに見た幻

この曲は、the pillowsが20周年を迎えたときに出された曲です。
the pillowsの中でも特に有名で人気の高い楽曲である「ハイブリッドレインボウ」のアンサーソングとして書かれ、「虹」という同じモチーフを扱った楽曲となっています。
20周年はthe pillowsが初めて(そして現段階で唯一)武道館公演を行った年であり、the pillowsにとって1つの大きな転換点となった年であるといえます。
そんな中で発表されたのが、この曲です。今までずっと険しい道を歩き続けて、やっと虹を見ることができたという感慨や達成感のようなものが情緒的に、それでいて力強く表現されています。
この曲を聴けば、the pillowsが歩んだ20年の軌跡が、輝く虹の情景と共にありありと浮かんでくることでしょう。


7:ムーンダスト


the pillows / ムーンダスト


「永遠」というのは果たしてあるのでしょうか。
この曲のタイトルであるムーンダストは、「永遠」という花言葉があるカーネーションのことです。
人生には残り時間があり、人はいつまでも元気でいられるわけではなく,やがて死を迎えることになります。
それでもなお、昔の気持ちを、今の強い想いを失わずに持ち続けたい、アーティストとしてずっと曲を作り続けていきたい。
この曲は、そんなさわおさんの胸の内が痛いほどに表れている楽曲です。
人は変わっていくもので、誰かとの関係性もずっと同じままとはいきません。
それでも、変わらないものを大切にして生き続けていきたい。そんな気持ちにさせてくれる曲です。

8:Beehive


the pillows - Beehive ★邦楽ロックおすすめ曲★


この曲は、これまで紹介してきた曲と違い、少しマイナーなものになっています。
カップリング曲ですので、知らない人も多いと思われます。
ただこの曲をthe pillowsで1番好きな曲として挙げる人もそれなりにいます。
僕もこの曲は、the pillowsの中でも特別に好きな曲の1つです。
the pillowsの魅力の1つに、「ひねくれているけれど純粋」という部分があります。
自分を認めてくれない世界が嫌い、誰かに手を差し伸べられたくない、自分は1人でいい。
そんな風に思っていても、心の底では誰かに認めてほしい、誰かと一緒に歩いていきたいという素直になれない心情ともどかしさ、葛藤のようなものをthe pillowsの歌詞はすごく上手に切り取ってくれます。
そしてBeehiveは、そんな素直になれないひねくれ者の「私」が、やっと自分を認めてくれる「君」と会うことができたというストーリーを非常にストレートに描き切っています。
ひねくれ者の僕は、初めて聴いたときに泣きそうになってしまいました。
この曲は、認めてもらえなくていいと思いつつも自分を認めてくれる人に出会えたときの嬉しさをまっすぐに描写しています。
比較的マイナーではあるものの、the pillowsというバンドを知るうえでこの曲は不可欠といっても過言ではないでしょう。
「意味なんて知らなくて、でも出会えたんだよ」

まとめ

以上、 the pillowsに関する簡単な説明と、おすすめの楽曲を紹介しました。
今回は紹介しきれなかったのですが、the pillowsには素敵な曲がたくさんあります。
この記事をきっかけに、少しでも多くの人がthe pillowsの世界を好きになってくれたら嬉しいです。

あういぇ~!