VPSとMT4の再起動メンテナンスを自動化しよう!
MT4って結構コンピュータのリソースを使用しています。僕はまだ遭遇したことはないのですが、MT4が予期せぬ異常終了をする可能性は無きにしもあらずです。
また、VPS運営側のメンテナンスで再起動した場合、月曜日になってMT4が起動していない!というトラブルも想定されます。
そのような事態に備えて、週末の再起動を自動的に行う設定をしてみました。
上記のようなトラブルが発生しても、影響を小さくすることができると思います。
再起動のスケジュール化→自動ログオン設定→MT4の自動起動 の順番で設定していきましょう。
1:週末再起動のスケジュール設定
まずは週末の指定した時間に再起動を行うように設定します。
スタートメニューから「管理ツール」を開いてください。
「タスク スケジューラ」を開きます。
「基本タスクの作成」に進んでください。
タスクの名前は何でもいいのですが、今回はわかりやすく「再起動」とします。
「毎週」を選択します。毎月または毎日のスケジュールで再起動を実施したい場合は、そちらを選択してください。(毎日の再起動は必要ないと思いますが・・・)
曜日や時間は設定方針次第なのですが、市場がクローズしている日曜日の夜時間(19:00)としました。当たり前ですが、これは操作しているVPSマシンの時間を基準としています。
「プログラムの開始」からWindowsで用意されているシャットダウンのためのコマンドshutdown.exeのパスを指定します。
通常は下の画像と同じC:\Windows\System32\shutdown.exeになると思います。
再起動の設定なので必ず「引数の追加」欄に/r(再起動)を入力してください。
「完了」を押せば設定終了です。設定は左のタスクスケジューラライブラリから確認できます。
2:自動ログオンの設定
標準設定ではVPSの再起動後はログオン待ちの状態となります。再起動の自動化を設定したあとは、ログオンの自動化が必要ですね。
そこで使うのがMicrosoftから配布されている「Autologon」です。
週末の再起動がスケジュール実行された後に、自動でログオンする設定ができます。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/autologon.aspx
設定は簡単でPasswordを入力して、Enableを押すだけです。 これで再起動後にVPSユーザー(Administrator)に自動でログオンされます。
3:MT4自動起動の設定
ログオンした後にMT4を自動起動するように設定します。ここまで完了すれば、あとはVPSを完全に放置できると思います。
左下のWindowsメニューを右クリックし「ファイル名を指定して実行」画面を開きます。
ここにshell:startupと入力すると、スタートアップフォルダが開きます。
ここに置かれたファイルはWindowsのログオン時に自動起動されます。MT4のショートカットをここに配置しましょう。(複数可)
以上です。設定お疲れ様でした。
今回はMT4が途中で異常終了しても毎週リカバリーを行っていくことを目的に設定しました。
もうちょっとこだわれば、MT4の起動状態を常時監視する(異常終了したら再起動する)ことも可能かと思いますが、その方法は後ほど紹介したいと思います。
以上、Amakuchiでした。